2024/07/08
第18回clinical dementia foram
特別講演1)脳の鍵:認知症のバイオマーカー
新潟大学脳研究所 春日 健作
2)うつ病と認知症の関連 臨床及び基礎的研究観点から
佐賀医大 精神科 元教授
現 若久病院 院長 門司 晃(私のラサール高校時代の同級生)
講演内容 要約します
アルツハイマー(AD)の診断は、以前は物忘れと、周辺症状不安、抑うつ、不眠などの症状でされてました。
しかしADと診断された方の、死後脳内の、アミロイドℬ.タウを調べたところ、2割が、なかったそうで、ADではなかったということで。
確定診断のため今は、アミロイドペット、タウペットを、行います。しかし高価です。
脊髄液の中の、アミロイドℬ.タウもはかれます。しかし脊髄穿刺という侵襲があります。
最近は、血液で診断できないか、研究がされてます。血液の、p,tau217測ると良いそうです。
軽度認知症、でも、すでに上記の、検査所見が、出ている方が、おられます。
こういう方には、ADの、発症を、遅らせる薬(レカネマブ)昨年から、承認されてます。ただ高価です。
AD確定される前に、不安、抑鬱、不眠もみられます。脳内の、広い意味で炎症が、関係しているそうです。
鬱、糖尿病、生活習慣病でも、脳内炎症起こし、認知症起こす可能性あります。
予防は、日常の、睡眠、運動、食事に、気をつけてることです。
私はADを症状だけで診断することに不安がありました。今回の講演で 確定診断が可能になってきていることに 納得しました。
2003年博多リウマチで、リウマチ患者に、老人性認知症が、少ないのでは?という報告が、ありました。
消炎鎮痛剤の使用が、関与している可能性が、あると、推測してました。
現在ADは脳内に炎症が、あることが、分かったので、理解できます