福岡市早良区曙の整形外科・リハビリテーション科・リウマチ科

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2024.6.17

[演 者] 荒井 秀典 先生(国立長寿医療研究センター)
[演 題] 「 認知症予防のためのフレイル対策 」
を聞きました。大変有意義なお話でした。
まとめてみました。
まず自分が、フレイルか、チェックしてみて下さい。

疲労 虚弱(フレイル)なかたの簡易問診
 6ヶ月間で2kg以上の体重げんしょうがありましたか?     はい=1点
 以前に比べて歩く速度が遅くなってきたと思いますか?     はい=1点
 ウォーキングなどの運動を週に1回もしてないですか?     はい=1点
 5分前のことが思い出せないですか?             はい=1点
 (ここ2週間)わけもなくつかれたような感じがしますか?   はい=1点

   合計  3点以上はフレイルです

認知症予防のためのフレイル対策

1)認知機能と身体機能(身体の 疲労虚弱 フレイル)は関連する
  脳と筋肉は関連するメカニズムが 明らかになりつつある
  筋肉から マイオカイン(多くのホルモン)がでて 脳に影響がある
  握力低下 歩行速度低下は 脳の認知機能を司る部位(海馬、扁桃体)
  社会関係と関わる部位(扁桃体、島、下前頭回)の萎縮と関連してる
  従って
  適切な運動習慣は 認知症予防になる
2)タンパク質の摂取量が低いと フレイルのリスクが増加
  お肉、魚も食べましょう
3)漢方薬が フレイル、認知症発症を抑制する可能性がある
 人参栄養湯(108)加味帰脾湯(137) 牛車腎気丸(107)など

運動する事が、大切という事です。
特に、人間の中で一番筋肉の、ボリュームのある太ももの筋肉を、鍛えることが、大切です。
フレイルが ご心配な方は 院長に相談してみてください。

令和5年12月21日 福岡市 認知症相談医となっております。